
伽夜
残された時間はあとわずか・・なのか?
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伽夜の通院日なのだがここで家族会議だ。
伽夜は徐々に体重が落ちている。もう骨と皮しか残ってないくらいだ。そして病院の先生はさすがに手詰まりのようだ。今の伽夜に病院として出来る事は点滴ぐらいだろう。それとて回復を見越しての物ではなく、延命処置となるだろう。今、酸素室から伽夜を連れ出して、車に長時間揺られて病院へ連れていっても、伽夜に取っては返って負担になるはずだ。
病院へは連れていかず薬だけもらうことにしよう。会議の結論をそう結んで、伽夜の保険証を持って車に乗り込む。病院へ行くのに患者がいない、何とも不可思議な状態だ。
病院の先生は私の手荷物がない事ですぐに察知したようで「お薬でいいですよね?」といわれた。流石に良くわかっていらっしゃる。伽夜を連れてきた方が良かったですか?と尋ねたら「いや、それは返って負担になるでしょう。」点滴とか受けさせた方が良いですか?「いや、もう、これだけ頑張っているのがホントに凄いですから・・・ホントによく頑張ってますよね。」やはりもう打つ手は無いようだ。
薬を1ヶ月分出してもらった。けど、これを使い切るまで伽夜が保つのだろうか? でも良くわからないからな、伽夜の場合。あんがいケロッと春を迎えるかもしれない。
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