2005年10月26日 |
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日が落ちるのがはやくなって、甲斐虎を散歩に連れ出す頃には真っ暗になってしまった。全身がほとんど黒の甲斐虎には暗闇は危険である。より注意して散歩しなくては。 さて、先程から私と甲斐虎のあとをピッタリ付いてくる人がいる。暗くて良く判らないが痩身で私よりはるかに長身。犬を連れている。連れている犬は甲斐虎より2周りくらい小さい和犬のようだ。 私は自分の服装をチェックしてみる。服のボタンはかけ間違えていないし、チャックだってちゃんとしまっている。どうやら服装を注意してくれるわけでもなさそうだ。 最近、なにかと物騒だ。万一あの男ともめたら、とても勝てそうにない。ポケットを探ってみるが武器になりそうな物は何一つ無い。(仮に武器があっても使いこなせないが) 唯一の頼みは甲斐虎であるが、あいにくとヘタレなので役に立つかどうか判らない。 よし、逃げよう。 相手がさらに接近してきたときに私は力の限り猛ダッシュ。甲斐虎は喜んで追走している。しかし、50メートルくらい走ったら私の体力は尽きた。恐る恐る振り返ってみるが男はついてきていない。 いったい、なんだったのだろうか?
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