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午前0時50分、何かふわっとした気配で私は起きた。すぐに千夜の所へ飛んでいったが、千夜は既に呼吸をしていなかった。死後硬直が始まっていないその体は、ほのかに暖かくクネクネと、まるでフェレット爆睡をしているかのように動いたが、それも次第に硬直し始めた。 あまりにもあっけない死。レイトアルターの千夜は誰よりも活気と生命力に満ちていて、長生きするのは間違いないだろうと思っていたのだが、あまりにはかなく散ってしまった。 原因もわからず、ただ次第に硬直していく体だけが千夜の死を示していた。 朝一で病院へ連れていった。病状を説明したが先生も解らないと言う。フェレットに希に起こる突然死、だと私は思っていた。病理検査を見据えて、とりあえず開腹をお願いした。開腹した千夜のお腹、
そこには愕くべき光景が。 千夜は一生懸命闘っていたのだ。私達の知らないところで、病気のそぶりも見せずに、運動場を駆け回り、遊び、食べ、寝て、闘っていたのだ。ダックスープを必死で食べていたのは、千夜なりに必死で生きようとしていたのだろう。「太っているから」と4日ほど前からそのダックスープをあげるのを止めてしまった。太っていたのではなく腫瘍が大きくなっていたのだろうか?今となってはその答えを知る術もないが、激しい後悔の念に苛まれる。好きなだけ食べさせてやれば良かった・・・ 昨晩連れてくれば、助かりましたか? と先生に尋ねる。「いえ、この出血量では、輸血で一時的に持ちなおせば良い方です。」 あまりにあっけなく速すぎた千夜の死。今はただ冥福を祈るばかりである。天国でてんと仲良く遊んで欲しい。
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