てん(上)と千夜(下)
親子みたいだ。
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てんのお腹がパンパンになってきた。「腹水では?」と同居人に言われるとそんな気になってくるし、実はそんな気がしていた。確かに水分も異様に摂る。パンパンのお腹を見て夜店のゴムひも付き水ボール(?)を思い出しつつ、腹水か心配になってくる。
てんは今まで点滴にによる抗ガン剤投与と1週間後に注射による抗ガン剤投与を行っていたのだが、今回注射による抗ガン剤投与を1週間ではなく2週間後に予定していた。理由は簡単、その方が生きる期間が長くなると考えたからだ。
しかし、今回は初めて2週間後の予定にしての事なので、ひょっとして間隔が変更になったからなのだろうかと、大変不安になってきた。
病院に電話確認したところお盆でも営業していて、担当医もいるとの事。早速病院まで行き、先生に相談する。まずは血液検査をして、
「白血球値はまだ(抗ガン剤が使用できる量で)大丈夫です。エコー検査しましょう」
担当の先生のエコー技術はかなり確かなので、検査をお願いした。
「これが膵臓ですね・・・あぁ、やはり肝臓にはあちこちにリンパ腫がありますね・・これとか全部腫瘍ですね・・・」とエコー画面を説明してくださるが、私にはさっぱりわからない。はぁ、そうですか、と生返事を繰り返すばかり。何とも頼りない飼い主だ。
「腹水ははありません。脂肪です。」
って事はただのデブですか?
「そうですね、ちょっと太りすぎですね。」
変なトコだけ飼い主に似てしまったようだ。
「 食事の量を減らしてしてください。ただし、減らしすぎると、足りない栄養を血液が脂肪から摂取して、その血液が肝臓に流れこみ脂肪肝になってしまうので、いきなり減らさずに徐々に減らしてください。」
なかなか難しい注文が出た。とりあえず、ダックスープをちょっとずつ減らしてに、水を入れて嵩を増やして行く作戦でいってみる事にしよう。
最後にリンパ腫の症例として、JFAのニュースレターにてんの治療経過を載せたい事をお願いしたら快諾を戴いた。嬉しい限りだ。
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