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昨日チュートーイを6等分して5フェレに配ったので1つあまっている。このあまった1個をどの子にあげようかまよったが、〈てん〉にあげる事にした。放牧中に蹴っ飛ばしてしまったから。ごめんね〈てん〉ちゃん。
はい〈てん〉ちゃん、あーんして〜、〈てん〉がパクッとくわえたのを確認して手を放すと、横からカゼのように現れて〈てん〉の口からチュートーイを奪って、シューシュー鳴きながら風の様に去っていくカゲが1つ。ヘビーシルバーのカゲ。他の人様の口から物を奪うような悪人は我が家には1匹しかいない。凍夜だ。
凍夜は頭も良いが手が器用だ。オヤツをあげるとき胴体をつかんで持ち上げると、凍夜はオヤツが口から落ちないように手を添えて食べる。我が家でこれができるのは凍夜だけなのだ。他の子達はオヤツをくわえたまま、恨めしそうにに虚空を見つめることしかできない。
しかし、残念な事にせっかく手を添えても、オヤツの大半は口からこぼれてしまう。そしてその下には〈てん〉が待ちかまえているのだ。てんは天からの恵みとばかりにモシャモシャ食べる。凍夜は小さくなったオヤツを一生懸命食べる。
凍夜よ、君は頭がイイかと思ったが、先を急ぐばかりに、結局ソンをしているんだよ。
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