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2001年07月26日

 飼い主の私が病院へ。原因不明の微熱は続いているので今日も診察だ。今日は血液検査を行った。結果が出るまで1時間、何もすることがなく、本も持って来なかったし携帯は使用できないし、しかたなくぼ〜っとしていた。ふと今まで育てた子達の事を思い出していた。

 白猫の「べべ」は母がひろってきたネコで、目も開いておらず離乳すらしていないネコだった。私は子ネコの飼い方と飲ませられる牛乳を調べ、近所の店を自転車で探し回り、授乳してはトイレをさせた。父にネコを飼う許可がとれず、裏口脇の使っていない洗濯機の中でコッソリ育てていた。しかし、離乳した頃にもらい手が見つかって、その猫好きな家庭へともらわれて行った。
 黒猫の「くー」はまた母が拾ってきた猫で、とてつもなく凶暴な猫だった。会社の寮で私と一緒に暮らしていたが、ある日社長に見つかってしまい、実家へと引き取られていった。実家ではその凶暴ぶりに屋内で飼う事を断念され、外で飼い始めたとたん、メス猫を追いかけて消えてしまった。
 三毛猫の「みー」はまたまた母が拾ってきたネコで、拾われてきた当初は足に噛み傷があり、そこから足の骨まで腐っていた。しかし、腐った骨を削るという手術2回を乗り越えてすっかり回復し、ネコらしくドコでもジャンプして登ってしまう。実家の私の部屋がミーの部屋で、私が帰ると私の腕枕で眠ってくれるカワイイ子だ。
 小型の雑種犬「バウ」と「セブ」は妹が拾ってきた犬。兄弟らしいが、「セブ」には左前足が無かった。生まれつきなのか事故なのかはわからない。散歩には私が毎日連れて行き、行くときは自転車で行き道は2匹で、帰りは「セブ」をカゴに入れて走った。「セブ」は籠の中でとてもおとなしく座って、そよ風の匂いを嗅ぎながら自転車で遠くまで走った。若い内ににたくさん散歩をさせて体力を付けたので「ばう」は16年目にして壮健だ。「セブ」は片足が無い体にしては12年を生き抜いた。その当時私は実家を出ていたので死に際をみとる事が出来なかったが、母の話では、母の手に鼻を乗せて「く〜〜〜〜ん」と力無く鳴いた後、すーぅっと眠るように息を引き取ったそうだ。

 そうなのだ、私が育ててきた子達は、いずれも私が連れてきたのではないのだ。誰かが連れてきて私が育て上げたのだ。そして、その最後を看取った事が一度もない。

 我が家のフェレ達は私が初めて自分の手で迎えた子達だ。そして自分で育て上げてきた子達だ。人間の寿命より遙かに短いこの子達は、いつか必ず私より先に最後の時を迎える。自分の手で育て上げてきた子達の最後の時を、その時を私は受け入れる事が出来るのであろうか。


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